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2024.04.26

アールプラスジャパンと国立市、国立市社会福祉協議会の包括連携協定に基づく取り組み

 

地域連携で拓くプラスチック資源循環の未来:データ活用でリサイクルの可能性を検証

株式会社DATAFLUCTは、使用済みプラスチックの革新的な再資源化技術に取り組む株式会社アールプラスジャパンのプロジェクトに参画し、東京都国立市で実施されているプラスチック資源の自主回収テストに協力しています。この取り組みは、アールプラスジャパンと国立市、社会福祉法人国立市社会福祉協議会による包括連携協定に基づき、持続可能な循環型社会の実現と地域活性化を目指すものです。


業界の枠を超えた協力体制

この画期的なプロジェクトは、アールプラスジャパンに資本参加する株式会社ヤクルト本社、三友プラントサービス株式会社、株式会社Mizkan、リスパック株式会社の4社に加え、協力企業であるSGムービング株式会社、CBC株式会社、PSジャパン株式会社、そして株式会社DATAFLUCTが連携して進められています。まさに業界の垣根を越えた協力体制が、プラスチック資源循環の新たな可能性を切り開こうとしています。


ケミカルリサイクル技術への貢献とデータサイエンスの役割

アールプラスジャパンは、使用済みプラスチックを基礎化学品として再生するケミカルリサイクル技術の開発に注力しており、この技術はプラスチックが抱える社会課題への有効な解決策として期待されています。

DATAFLUCTは、本プロジェクトにおいて、回収されるプラスチック容器の品質と量の向上に貢献します。具体的には、各種調査の実施やデータ解析を通じて、回収プロセスの最適化とリサイクル技術への適用可能性を検証します。データサイエンスの知見を活用することで、より効率的で実用的なプラスチック資源循環の実現を目指します。


回収テストの概要と今後の展望

今回の回収テストでは、ヤクルト、Mizkan、リスパックが製造・販売する食品容器(乳酸菌飲料容器、納豆容器、弁当容器のフタ)を対象としています。2024年3月6日には初回回収テストが実施され、今後は回収されたプラスチック容器の品質と量の詳細な調査が進められます。

2025年2月までの期間にわたり、告知方法や回収方法の改善を重ねながら複数回のテストを実施する予定です。これにより、回収されるプラスチック容器の品質と量のさらなる向上を図り、アールプラスジャパンが開発中のケミカルリサイクル技術への適用可能性を検証することで、将来的なプラスチック資源循環の確立に貢献していきます。