データサイエンスで企業と社会の課題を解決する株式会社DATAFLUCTは、BIPROGY株式会社、株式会社グッピーズ、パイオニア株式会社と共同で、個人の健康データと車移動でのエコドライブ情報を連携・可視化し、その行動結果に応じて地域で使えるポイントを還元する実証実験を実施します。この取り組みは、「環境・健康・地域経済」の活性化を同時に目指す画期的な試みです。
実証実験の概要:エコドライブと健康行動をポイント化
この実証実験では、新潟市内の協力事業社(エヌシーイー株式会社、株式会社ジョイフルタウン、株式会社DI Paletteグループ)の社員を対象とします。参加者は、自身のスマートフォンを通じて以下のデータを連携します。
個人の健康データ(運動・歩行など): 健康管理アプリ「グッピーズヘルスケア」から健康増進活動を可視化し、ポイントを付与します。
車移動のエコドライブ情報: 街歩きアプリ「にプリ(新潟市が試験導入する地域活性化DXサービス「L-PASS」を活用)」からGPSデータを抽出し、環境に配慮した運転(急加速・急減速の少なさ、急発進・急ブレーキの少なさ、無駄なアイドリングの少なさなど)が確認できた場合にポイントを付与します。
これらのポイントは、地域内で利用可能な飲食店クーポンとして発行され、クーポン利用による地域内消費の活性化にも繋げます。
<実証期間> 2024年1月22日(月)から2024年2月29日(木)まで
プロジェクトの背景:「地域新MaaS創出推進事業」の一環として
本実証実験は、令和5年度経済産業省「地域新MaaS創出推進事業」として採択されたBIPROGYのデータ利活用実証事業「にいがた地域共創事業体設立プロジェクト」の一環として実施されます。このプロジェクトは、事業者が保有するビッグデータや、利用者が同意したパーソナルデータを活用することで、新潟市が抱える地域課題の解決と事業性の確保を両立することを目指しています。
この実証の核となるのは、「環境負荷の低い暮らしへの行動変容」や「健康増進のための活動」を日常行動の一部と捉え、それらの行動に対して特定地域での特典や割引といったインセンティブを与えることで、自然な形で行動変容を促す点です。さらに、その行動結果を地域の事業者と共有・連動させることで、地域経済の活性化も同時に実現する仕組みや枠組みの構築を目指します。
DATAFLUCTは、CO₂削減行動を評価しポイントなどの「環境価値