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2023.07.20

DATAFLUCT、「SPORTEC 2023」スポーツ庁ブースで松本山雅FCとの脱炭素アクション成果を発表!

 

データサイエンスで企業や社会の課題解決に取り組む株式会社DATAFLUCTは、2023年8月2日(水)から4日(金)に東京ビッグサイトで開催された日本最大のスポーツ・健康産業に関する総合展示会「SPORTEC 2023」において、スポーツ庁ブース内で「松本山雅FC ゼロカーボンチャレンジ」の実証成果を発表しました。

この実証は、スポーツ庁「令和4年度スポーツ産業の成長促進事業(地域版SOIPの先進事例形成)」の一環として実施されたもので、DATAFLUCTは地域版SOIP参加企業として、スポーツ庁参事官補佐やeiiconと共にパネルディスカッションにも登壇し、成果と今後の展望を紹介しました。


「SPORTEC 2023」開催概要

SPORTECは、2009年より開催されている、スポーツ・健康産業の最新製品・技術・サービスが集結する国内最大級の展示会です。2023年は、アフターコロナにおけるスポーツ産業の未来を示し、ビジネス拡大と最新情報発信のプラットフォームとして規模を拡大して開催されました。

  • 展示会名: SPORTEC2023

  • 会期: 2023年8月2日(水)・3日(木)・4日(金)

  • 会場: 東京ビッグサイト 東展示棟1~3ホール

  • DATAFLUCTブース位置: 東2ホール「E2‐12-40」(スポーツ庁ブース内)

  • 主催: SPORTEC実行委員会(TSO International株式会社 内)

  • 運営: TSO International株式会社

  • 公式サイト: https://sports-st.com/


パネルディスカッションで成果と展望を議論

DATAFLUCTは、8月3日(木)11:00から12:30に開催されたパネルディスカッション「スポーツ産業の拡大 ~地域におけるスポーツを核としたオープンイノベーション推進策~」に登壇しました。スポーツ庁参事官補佐、eiiconと共に、「松本山雅FC ゼロカーボンチャレンジ」の実証成果や今後の展望について、多角的な視点から議論が交わされました。

プログラムでは、スポーツ庁からの地域版SOIP事例説明、eiiconによるオープンイノベーションの解説に続き、地域版SOIP参加企業とスポーツチームによる共創事例発表が行われ、来場者はスポーツを通じた地域活性化と脱炭素社会実現の可能性に触れることができました。


「松本山雅FC ゼロカーボンチャレンジ」の画期的な成果

DATAFLUCTは、2022年11月に開催された『INNOVATION LEAGUE SPORTS BUSINESS BUILD KOSHINETSU-HOKURIKU』にてインキュベーション企業として採択され、松本山雅FCとの共創を開始しました。サポーターやスポンサーを巻き込んだ「環境価値可視化」の実現を目指し、本実証を行いました。

実証では、当社の環境コミュニティ型プラットフォーム「becoz challenge」を活用し、松本山雅FCサポーター向けの企画「松本山雅FC ゼロカーボンチャレンジ」を展開しました。

【ユーザー体験の流れ】

サポーターは「資源をリサイクルしよう」「エコに移動しよう」「お気に入りのユニフォームを着よう」の3つのチャレンジテーマからエコ活動を選択し、スマートフォンで写真を撮影して「becoz challenge」アプリに投稿します。投稿回数に応じてポイントが付与され、ポイント獲得上位者には貴賓室での試合観戦などの特典が用意されました。環境負荷の計測には、環境省提唱の「ゼロカーボンアクション30」などのデータが用いられました。

【実証の結果】

  1. CO₂削減目標を大幅に達成: 約3ヶ月間の実証期間で、250名のサポーターが参加し、750kg-CO₂を削減しました。これは当初目標の500kg-CO₂を上回り、長野県の家庭で排出されるCO₂の約1ヶ月分に相当する削減量です。

  2. 地域企業・サポーターとの新たな関係性構築: 実証には地元企業6社がスポンサーとして後援し、松本山雅FCと企業間の新たな関係性創出に繋がりました。また、サポーターは自身の行動がチーム運営に貢献していることを実感でき、新しい応援の形を提示しました。

  3. 行動変容のモチベーションを分析: 試合会場で実施したアンケート(110名回答)の結果、「取り組みやサービスが面白そうだから」が最も高い参加動機となり、次いで「松本山雅FCを応援できることになるのであれば参加したいから」という回答が多数を占めました。日常生活で心がけているエコな行動としては「節電」が最も多く、「エコバッグ」が2位でした。

これらの成果は、スポーツという共通の熱量を通じて、多くの人々を巻き込みながら脱炭素社会の実現に貢献できる可能性を示しています。

DATAFLUCTは今後も、「becoz challenge」を通じて、企業や団体、地域コミュニティが一体となって楽しみながら脱炭素アクションを推進できるような仕組みを拡充していきます。


「松本山雅FC ゼロカーボンチャレンジ」実証についての詳細は、2023年7月6日公開のDATAFLUCTプレスリリースをご覧ください。